| 患者さん |
:先生、私は人がいいと言う病院はすべて行きました。どうして治らないのでしょう。 |
| 私 |
:今までに何か治るような事はしてきましたか? |
| 患者さん |
:痛み止めと湿布、注射です。 |
| 私 |
:それで治ると思ったんですか?それは症状の中の痛みに対しての緩和であって、頭では楽に感じても患部では悲鳴をあげています。あなたは運動器疾患のため運動器全体で考えないといけません。それに軟骨は骨代謝分野です。“木を診て森を診ず”になってます。 |
| 患者さん |
:ヒアルロン酸が、軟骨にものすごく良い!と聞いたのですが・・・。 |
| 私 |
:テレビの見過ぎですね。新聞やテレビでは本当のことは中々言えません。ヒアルロン酸は1987年から軟骨再生という触れ込みで期待されましたが、未だに良好な結果の論文報告は1件もありません。特に難治性水症にはヒアルロン酸ナトリウムは効果がなくヒアルロン酸亜鉛の方が良いのでは?という段階です。“今後の研究に期待する”というレベルです。 |
| 患者さん |
:年が経過するごとに膝が少し曲がって伸びない。年々、左膝の痛みがひどくなっています。 |
| 私 |
:身体は左膝の軟骨だけで成り立っているのではないので、もっと身体全体を診て原因を1つ1つ片付けましょう。痛みを感じなくしてくれて良かったけれども、原因はかなりコジレテしまいましたね。 |
| 患者さん |
:治りそうですか? |
| 私 |
:あなた次第です。前向きな気持ちとある程度の経済力と素直な心が必要です。あとは施術する側の知識と経験とやる気です。あいまいな知識でやる気を出されては患者さんもたまったもんじゃありません。経済力とは、ある程度の金銭的な余裕と通院に適したスケジュールが組める人かどうかです。原因が労働であれば、職場改善ができるか。自転車を使わずに過ごせるか。など素直な心も必要です。 |
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| ひとりごと |
:この世の中、素直な人しか成功しないようです。
長年同じ症状をお持ちの方、諦めないでください。日本の医療は保険点数で成り立っています。その影響で細分化した各論で治療が行われています。“木を診て、森を診ず”になっています。その結果、森全体が少しずつこじれてしまった患者さんをよく診かけます。
患者さん側もご自分の都合の良い過ごし方、考え方をするものです。その結果、整形外科(運動器)疾患で始まり、美しく立てない、喉がイガイガする、身長が低くなった、歩行スピードが落ちた、猫背になった、熟睡できない、膝の屈曲変形の度合いが強くなった、などなど…“木を診て、森を診ず”の結果です。短気にならず身体の手入れをしてください。 |